社会情報学会北海道支部第2回研究会(2013年度) 開催のお知らせ

下記の要領で、本年度の標記研究会を開催いたします。どなたでも自由に参加いただけます。是非ともご参加くださいますようお願い申し上げます。

北海道支部長 大國充彦(理事、札幌学院大学)

日時:2014年3月6日(木)13:30-16:00
場所:札幌学院大学C館4階会議室(C館の4階の一番奥の部屋です)
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講演者:是永 論 (立教大学社会学部メディア社会学科 教授)

タイトル:「人々における経験に根ざした情報と社会調査―質的方法とエスノメソドロジーの意義」

要旨:報告者は、これまで日常的なメディア利用の現状や、広告をはじめとするメディア言説のとらえ方など、さまざまな形で情報行動の調査に関わってきた。そうした中で、行動の対象や言説そのものとしての情報が、人々の日常的な経験にどのように根ざしているのかを考察することが、より重要性を増しているという認識を強めている。今回の報告では、近年の社会調査における質的方法への注目を、こうした経験の考察に向かう流れとしてとらえた上で、その考察への貢献において、エスノグラフィーおよびエスノメソドロジーが単なる方法上の選択にとどまらない意義を持つことを示したい。合わせて、社会調査における、視覚的情報(ヴィジュアル)や時間的情報(タイムスパン)をもった記録の持つ意味などについても触れながら、今後の調査のあり方を考える手がかりとしたい。

問合せ先 大國 充彦(札幌学院大学社会情報学部)