活動趣旨

活動趣旨

 社会情報学は、社会の新たな知を創出するダイナミックな運動です。
 この運動には、対象とする問題を体系的に位置づける基礎理論、対象とする現象を客観的に記述する実証・分析、問題解決のための具体的な実践、という三つのエンジンがあります。これらは、それぞれが孤立しているのではなく互いに互いのエンジンとなりつつ、「社会情報学」全体を前進させていきます。

図1 社会情報学の三つのエンジン
図2 社会情報学の担い手たち

社会情報学会のミッション

 社会情報学会は、「社会情報学」をまさに「いま、ここにある問題」として捉え、 研究マインドをもって問題解決に取り組もうとするすべての人びと ――研究機関だけでなく企業や、自治体や、生活における実践のなかで 問題を発見するすべての人びとに対して、オープンです。
 このオープン性を活かして、社会のなかのさまざまな「知」を再編集し、 豊かな未来をデザインしていくことも、社会情報学会の使命です。

社会情報学への招待

 1996年に設立された「日本社会情報学会」を源流とし、2012年、一般社団法人「社会情報学会(SSI)」(「日本」をとりました)へと改組した本学会は、改組の際、中核的な役割を果たされた西垣通先生、伊藤守先生編纂により『よくわかる社会情報学』(2015、ミネルヴァ書房)を刊行しました。

 SSI設立から10年以上、『よくわかる社会情報学』刊行から10年近く経ち、社会情報分野の動向を改めて社会に伝える取り組みが必要と認識しております。ですが、社会情報に関連する分野は、技術革新をはじめ、研究対象、研究方法、分析手法の進展が著しく、書籍という形態が馴染みにくい傾向を持ちます。また、「社会情報」概念は優れて包摂的、多層的、複合的であり、研究活動が多様化しており、相互の交流が重要となるとともに、高校生や大学生に、その魅力を伝え、どのようなカリキュラムで、いかに教授するか、課題も多くあります。

 そこで、「社会情報学への招待」というコラムを新設し、社会情報に関連した学術研究教育に取り組まれている先生方に、「社会情報(学)」について、その概念・領域の意義、魅力、今後の展望などについて、エッセイをご執筆いただき、共有していくことができればと考えました。

コラムへはこちら「社会情報学への招待」をクリックください

 不定期となりますが、多くの先生方にお願いし、社会情報分野の知が交流する場となればと願っております。ご執筆のお声掛けをした場合には、快くお引き受けいただければ幸いです。

2024年6月9日 社会情報学会 会長 木村忠正