下記の通り、定例研究会を対面で開催致します。
お忙しいなかとは存じますが、ふるってご参加頂きたくお願い致します。
【開催概要】
主催:社会情報学会(立教大学社会学部と共催)
日時:2024年12月21日(土)14:00~16:30
会場:立教大学 池袋キャンパス 本館 1202教室(対面のみ)
使用言語:韓国語および日本語(韓国語の通訳が付きます)
講演者:イ・グァンソク ソウル科学技術大学教授
討論者:大畑 裕嗣(明治大学)
山中 惇史(立教大学大学院)
司会: 是永 論(立教大学)
講演タイトル:「先端技術に潜む闇:韓国におけるプラットフォーム技術社会を解読する」
要旨:
本講演は、2000年代以降、プラットフォームや人工知能などの先端的デジタル技術を媒介した、韓国社会における技術権力化のプロセスを明らかにする。具体的には、国家制度の領域において、文在寅政権の時期に「第4次産業革命委員会」と「デジタル・ニューディール」などの一連のIT政策スローガンや、コロナウイルスの防疫「安全(security)」国家体制に向けての急激な社会変容などが意味していたところを検討する。労働と産業の領域においては、プラットフォーム・エンジンを備える国内土壌と、ビッグテック巨大資本の形成による「プラットフォーム化」が、韓国社会の労働と日常の政治文化にもたらした弊害について検討する。
講演者について(2013年にも学会研究会として講演経験あり):
ソウル科学技術大学教授。文化研究理論誌『文化/科学』編集主幹。テクノロジー、社会、生態が相互に交わる接点に対して批判的な関心を持ちながら、批評および著述を行っている。主な研究分野は技術文化研究、コモンズ、プラットフォーム研究、自動化社会などに渡っている。主著は『デジタル暴食社会』、『フィジタル(Phygital)コモンズ』、『ポストデジタル』、『デジタルの裏切り』、『データ社会美学』など多数。
参加費:無料
申込:事前申し込みは必要ありません。直接会場へお越し下さい。
詳細は下記サイトにも掲載されています。