JASI特別企画「ICTフォーラム2010」(第122回定例研究会)のご案内 日本社会情報学会(JASI)企画委員会委員長 木村忠正 会員各位 下記のとおり、第122回定例研究会を開催します。 研究会への参加を希望される方は、6月12日(土)までに事前申込をお願い します。本研究会では、一般参加者(非会員)も参加可能です。ご関心のある方 へのお声かけ、転送等いただけますと幸いです。 ●JASI特別企画「ICTフォーラム2010」(第122回定例研究会) (総情報通信月間参加行事) ○テーマ:メディアの現在を問う ○日 時:2010年6月19日(土)14:30-16:30 ○会 場:東京国際フォーラム G407会議室 ○参加費:無料 ○締切日:2010年6月12日(土) ○申込・問合せ:日本社会情報学会事務局まで、氏名・所属を明記のうえ        e-mailまたはファックスでお願いします。         e-mail:office@jasi.info FAX: 0422-40-2062 ○参加費:無料 ○定員:70名 *申込戴いた方へ、お断りの連絡がない場合は定員内です。 *当日参加は定員になり次第、締め切らせていただくことをご了承ください。 ○主催:日本社会情報学会(JASI) ○協賛:情報通信月間推進協議会 ○概要: 昨年の政権交代は、日本社会が何らかの変化、新たな方向性を求めていることを示唆 していたと思います。しかし、その後の政治は、そうした人々の求めに具体的な形を 与えることができず、迷走している感が否めません。今回のICTフォーラム2010で は、このような状況に関して、社会的現実を構成し、社会的合意形成、意思決定を行 う回路と情報ネットワークメディアとの関係という観点から、議論し、今後の展望を 探りたいと考えます。 マスメディアが社会的現実構築に大きな影響力を持ち、霞ヶ関、永田町で社会的合意 形成、意思決定を行うというシステムが機能不全を起こしているのに対して、イン ターネットなど新たなメディアの果たす役割が大きくなってきていることは確かで す。たとえば、事業仕分けは、ウェブで中継され、UストリームやTwitterが新たなメ ディアとして活用され始めています。公職選挙法が改正され、今度の参議院選挙から 選挙期間中のインターネット利用が解禁される見通しです。 しかし、社会的現実を構成し、社会的合意形成、意思決定を行う回路という観点から みたとき、新たなメディアは未だ脆弱と言わざるをえません。また、国際比較をする と、日本社会は、他の社会よりも、マスメディア(とくにテレビ)の影響力、情報の 信頼性が高いことも事実です。とはいえ、マスメディア自体も、デジタル放送による BS、CSの拡充、ホワイトスペースの活用、ワンセグ利用による地域毎の放送など、一 層多種多様になると考えられます。 そこで、本フォーラムでは、ネットジャーナリズム、通信社、テレビメディア、研究 者という異なる立場のパネリストに登壇いただき、日本社会における社会的現実構 築、合意形成、意思決定の回路とメディアとの関係をどのように捉えられているの か、今後の方向性についてお話いただき、議論を深めたいと思います ○パネリスト:  遠藤 薫(学習院大学)  大山 泰(株式会社フジテレビジョン)  浜村寿紀(社団法人共同通信社)  藤代裕之(ガ島通信)  コーディネーター 木村忠正(東京大学)